• 橋爪は現役として最後のリーグ戦を「1番僕らしい試合ができた」と振りかえった=墨田区総合体育館で(橋本圭史撮影)

  • 今季シングルス、ダブルスで大活躍の加藤悠は2部殊勲賞を受賞

  • 30人全員でつかみ取った優勝に笑顔を浮かべる部員たち

総力戦の秋、全勝優勝で閉幕!

[卓球部]秋季関東学生リーグ2部・大正大戦(2011年09月09日 00時55分)

秋季関東学生リーグ2部・大正大戦が9月8日、墨田区総合体育館で行われた。結果は以下の通り。

☆駒 大4―2大正大
○加藤悠二(商2)3―2ニエ●
●高橋 涼(法2)2―3飯野○
○橋爪克弥(営4)3―0稲見●
●加藤悠、佐藤 究(経2)組1―3飯野、市川組○
○高羽卓哉(営4)3―1会田●
○鈴木大地(営1)3―0高梨●

 昨日の日体大戦で優勝、1部復帰を決め迎えた最終日。全勝優勝をかけ、大正大と対戦した。1番手・加藤悠が格上と激しいラリー戦を展開するが、1―2とあとがなくなる。しかし、バックドライブで相手の勢いを断ち切り、最終セットでデュースまで持ち込む熱戦を勝ち取った。その勢いに続きたい高橋だったが、フルセットの接戦の末敗れ、混戦状態に。そこで、3番手・橋爪が熱のこもったプレーを展開。フォアドライブを効果的に決め、相手を圧倒した。続くダブルスが敗れるが、高羽が1セット落とす劣勢からドライブを次々と決め流れを引き戻す。最後は、今季好調の鈴木が危なげなく勝利。今リーグ戦ではメンバーの15人中10人が出場。層の厚さを見せつけ、全勝優勝で幕を閉じた。

【関東学生リーグ2部最終結果】
1位 駒 大 5勝0敗
2位 国学大 4勝1敗
3位 日体大 2勝3敗
4位 大正大 2勝3敗
5位 慶 大 1勝4敗
6位 東洋大 1勝4敗

3~4位、5~6位は同率校間勝率の計算により決定。2位は1部7位と入替戦が行われる。1位は1部へ自動昇格。

2部殊勲賞 加藤悠二(駒 大)

◆長崎隆志監督
「優勝は30人全員でとった。よくやってくれた。(4年生は)秋元がいなかれば今の駒大はないし、中西はチームのムードメーカー。佐山は一般入部で副将の重責をまっとうしてくれた。高羽は人間的に1番成長して、チームの成長につなげくれた。橋爪は大主将って言えるくらいのキャプテン。ありがとうって言いたい。(来季は)優勝のために、まず全日で実力で引っ張っていく選手に出てきてほしい」

◆橋爪克弥主将
「(今日は)1番僕らしい試合ができた。(4年間は)頑張ることは辛いことだけど、頑張らないと何も手に入らないことをつくづく感じた。(主将としての1年は)こんなに濃い1年はなかった。今後の人生の糧になると思う。(後輩へ)大きく心を成長させて、分厚い人間になってほしい。(同期へ)同期がいなかったら胸張って終わってない。一生みんなとは付き合っていきたい」

◆秋元勇人
「(今季は)全勝優勝という形で終われて良かった。久しぶりのリーグ戦で自分が勝ってつなげられてよかった。(4年間は)卓球を通していろんな経験、成長できた濃い4年間だった。(後輩へ)頼もしいメンバーで、一部でも上位を狙えるチームになると思うので頑張ってもらいたい。 (同期は)みんな仲が良くて、同期がいたから辛い時も乗り越えられたし、一緒に笑ってこれた。みんな一生の仲間だと思う」

◆佐山好明
「(全勝優勝で)とてもすがすがしい気持ち。(副主将としての1年は)役に立てたかわかんないけど、やらせていただけて駒大で4年間やってこれたのは本当に誇り。(後輩へ)後悔がないように。いい選手がそろっていて2部なんかでやってほしくない。みんなの試合を見るのが好きだから卒業してからも試合にいきたいな。(同期へ)実力がちがうのに、仲間としてうけいれてくれたのがうれしかった」

◆高羽卓哉
「(全勝優勝で)やりきったっていう気持ち。(副主将としての1年は)難しかった。いろんな思いがあって僕の頭じゃ考えれないこともあったけど、同期との絆があったからやってこれた。(後輩へ)もっと各自が意欲的になれる部活にしてほしい。(同期へ)最初9人居て辞めたやつもいるけど、そいつらもいたから今の僕らの代がある。人とのつながり、仲間の大切さを教えてもらった。出会ってくれてありがとう」

◆中西亮太
「(優勝は)橋爪、高羽、後輩たちが頑張ってくれて本当にうれしい。(4年間は)つらかったこともたくさんあったけど、それがあったから気付けたものも沢山あった。(後輩たちに残せたものは)いろんな人がいて卓球が出来ていることを気付いてほしい。メンバーもそれ以外の人もお互いの気持ちを考えてくれたらな。(同期へ)感謝のきもちしかないです。卒業しても一生付き合っていきたい」

◆加藤悠二
「(今日は)全勝優勝はチームにとって大きな収穫だし、チームでやってきたことが結果に出て素直にうれしい。シングルで競った場面でも粘り強いプレーができて、自分の自信にもつながった。(4年生は)やっぱり頼りになる最上級生だった。これまでめちゃくちゃ頑張ってくれてたので、これからは自分たちが4年生から学んだことを十分に発揮してもっといい成績を残せるように頑張りたい」

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