• あと一歩及ばず敗れた林田=兵庫県西宮香風高校で(橋本圭史撮影)

  • 世界戦の切符を手にしたOBの清水

林田、高校生に敗れ世界大会出場逃す

[ボクシング部]第1次ロンドンオリンピック強化合宿(世界選手権大会兼ロンドンオリンピック予選選考会)(2011年07月18日 22時03分)

 第1次ロンドンオリンピック強化合宿(世界選手権大会兼ロンドンオリンピック予選選考会)が7月17、18日に兵庫県西宮香風高校で行われた。結果は以下の通り。

〈1日目〉
【LF】林田太郎(14)○ポイント●(5.3)華井(東農大)
【B】清水 聡(13.3)○ポイント●(2)寺岡(津久見市消防本部)

〈2日目〉
【LF】林田(11)●ポイント○(13.7)井上(青陵高)
【B】清水(13.3)○ポイント●(9.7)中澤(東農大)

 各階級4名ずつが招集された世界選手権大会の予選を兼ねたオリンピック強化合宿が行われ、ライトフライ級に林田が出場。初日の林田は2R以降攻撃的なボクシングを展開し、右ストレートなどでポイントを重ね圧勝した。2日目は昨年の全日本決勝で勝利した高校生・井上と再戦。序盤から相手の手数に圧倒される。ボディやアッパーなどで反撃に転じ、確実に加点していくが、あと一歩及ばず惜敗。この結果により、世界選手権大会派遣選手には選ばれなかった。また、OBでバンタムの清水は連日の活躍が認められ、世界戦への切符を手にした。

◆平田文博監督
「(清水は)手打ちになっていたし、右フックを出せればもっと簡単に相手を倒せていた思う。(林田は)ボディは入っているけど、浅いから点を取ってもらえない。接近戦から離れたときに打ち込んでいれば。もったいなかったが、次は国体もあるし、全日本4連覇で(オリンピックの)可能性も出るから、また頑張るだけ」

◆熊本道之コーチ
「(今日は)手数が足りない。リズムもとりきれなくて、相手を追い掛けきれなかった。でも、ヒットさせたパンチは相手よりも上回っていたと思う。今回の世界戦代表に選ばれなくても、また頑張ればいい。まだ(オリンピック出場も)わからないのだから、やるしかない」

◆小山田裕二コーチ
「久しぶりに悔しかった。悪くはなかったけど、(林田)太郎も自分の指示もちょっと甘かった。(相手は)手数は出しているけど、正確さには欠けていたと思う。ブロックもちゃんとして相手にパンチをヒットさせていたと思ったけど、残念。これで終わった訳じゃないから、押し込んで攻めていく、カウンターを決めるなど、修正して次は勝つ」

◆林田太郎(経4)
「(今日は)コーチや応援しに来てくれた人たちには、勝つ事でしか恩返しが出来ないから、悔しかった。でも、自分に余裕を持てるようになって、相手が誰だからとかを考えずにリラックスして試合に臨めるようになった。自身の成長を感じて、またボクシングが楽しくなりはじめた。国体は県のために、全日本も勝つだけ」

◆清水 聡(08年度卒、現・自体校)
「(林田は)大学で1年間一緒に過ごしただけに、(オリンピックに)一緒に出たい気持ちがある。まだチャンスはあるから、全日本も下を向かずに頑張ってほしい。(世界戦は)バランスがよくないから、そこを重点的に練習して、メダルを目指していきたい。それで、オリンピックに出場できればいい」

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