• 開始直後から猛攻する越川=後楽園ホールで(橋本圭史撮影)

  • 階級賞の表彰を受ける林田

越川決めた!”痛快”勝利で1部残留

[ボクシング部]第64回関東大学ボクシング1部リーグ対日体大戦(2011年07月10日 01時40分)

 第64回関東大学ボクシング1部リーグ対日体大戦が7月9日、後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

☆駒 大5―4日体大
【LF】楠 朱貴○(10.7)ポイント(4.7)●滝川 潤
【F】林田太郎○(14.7)ポイント(2.7)●草ノ瀬慎弥
【B】志渡澤和広○(10)ポイント(5.3)●笹木雄作
【B】渡部哲也○(10.7)ポイント(3)●佐武寛司
【L】鈴木涼太●(5.3)ポイント(7.3)○根本幸大
【L】神村卓摩●RSC○出瑞雅光
【LW】宮本太一●(6.7)ポイント(6.7)○白崎祐磨
【W】藤田 大●(4.7)ポイント(10.7)○下水流怜
【M】越川孝紀○棄権●久原泰生

※RSCとはレフェリー・ストップ・コンテストの略
※()内数字はポイント数

 落とせば一部陥落も見えてくるリーグ最終戦は、楠の勝利で幕を開けた。次戦、フライ級・林田は攻撃的な姿勢で攻め、2Rではダウンを奪取。圧倒的な差で勝ちを収めた。続く2戦は白星を上げたが、勝敗の懸った5戦目、ライト級・鈴木は前へ出て攻め右ストレートなどで応戦。激しい打ち合いを見せたが、敗北した。その後4連敗を喫し、後がなくなった最終試合はミドル級・越川。開始直後から猛攻を仕掛け瞬く間にダウンを奪うと、間髪入れず再度ダウン。相手は棄権を表明し、痛快な棄権勝ちでチームに勝利をもたらした。結果、4位でリーグ戦は幕引きとなり、1部残留を決めた。また、林田がリーグ戦全勝で、2年ぶりの階級賞を受賞した。

〈関東大学ボクシング1部リーグ戦最終成績〉
優勝 東農大 5勝0敗 勝ち点36
2位 日 大 4勝1敗 勝ち点29
3位 拓 大 3勝2敗 勝ち点28
4位 駒 大 2勝3敗 勝ち点18
5位 法 大 1勝4敗 勝ち点13
6位 日体大 0勝5敗 勝ち点11

◆平田文博監督
「(今日は)最悪のパターン。神村は難しいと思ってたが、宮本と藤田は勝つと思ってた。越川はワン・ツー打てば負けない。左が出せるようになり、勝ちに繋げてくれたのはよかった。(今季は)1、2戦目が良くなかった。ポイントは取れているのに勝ちに行けなかった。でも、ここまでできるようになったのは進歩。(来季は)チームを立て直さないと」

◆小山田裕二コーチ
「(今日は)予想通りの結果。やるべきことができてない。(今季は)初戦が勝負の分かれ道だった。相応の順位。鈴木は言われたことはちゃんとできているし、今後に期待。安納は今季は陰に隠れてしまったが、力を持っている。これから伸びる。(来季は)同じ力量の選手達がどうレベルアップできるかが鍵。そのためにも簡単なことを確実にやることが大切」

◆林田太郎(経4)
「(最後のリーグ戦は)この緊張感を味わえなくなると思うと淋しい。(今季は)3強に勝てなくて残念だが一部残留はうれしい。階級賞は自分を使ってくれたコーチへの恩返し。(後輩へ)負けても泣かないで。たくさん練習して、それで負けたんだからしょうがない、と言えるようになって欲しい。もっと自信をつけて、優勝できるチームにしていって」

◆越川孝紀(経3)
「(今日は)勝ててよかったけど、やるべきことができなかった。(今季は)初戦から負けが続いたから基本に戻ることができた。濱崎の代わりに出るからには負けられないと気合いも入った。4年生にとっては最後だったし、もっと上に行きたかったのが本音。(来季は)最高学年になる。今期で得たことを生かし、前の代を越える勢いで頑張って行きたい」

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