• 大将戦で惜敗した村田=日本武道館で(河田奈津子撮影)

  • 主将としてチームをけん引した佐藤光

  • デビュー戦を勝利で飾った浮島

僅差で敗戦し、昨年に続きベスト8

[空手道部]第47回東日本大学空手道選手権大会(男子)(2011年05月05日 22時06分)

 第47回東日本大学空手道選手権大会が5月5日(木)、日本武道館で行われた。組手は準々決勝までは2分間6ポイント先取。それ以後は3分8ポイント先取のトーナメント方式となる。結果は以下の通り。

【男子団体戦 組手の部】
ベスト8
駒 大2―3日 大☆
先鋒○浮島侑里(経2)3―2高崎
次鋒○佐藤光介(法4)6―5永田
中堅●瀧本和馬(経3)2―4染谷
副将●石井詳馬(商3)3―6橋本
大将●村田 匠(経2)5―6前田

 順調に駒を進めた男子団体組手。迎えた準々決勝、先鋒の浮島と次鋒の佐藤光が接戦をものにし、勝利まであと一人とする。ところが、ここまで全勝だった瀧本と石井が相次いで敗れ、あとがなくなる。勝負を託された大将・村田は中盤までに5点を取られるが、残り1分を切ってから3連続ポイントを奪い同点に追い付く。最後は攻めたが中段突きを許し、あと一歩及ばず。黒星を喫し、昨年のベスト8の壁を乗り越えられなかった。

◆大石武士師範
「(今日は)我慢できてないし、作戦の切り替えができていなかった。(敗因は)慌てたことと我慢できなかったこと。メンタルの部分が良くない。時間をかけて勝てばいい。各自がどう捉えているかわからないけど、自分のペースを乱してまで勝つことはない。技術は悪くない。メンタルの克服できたらおもしろくなる。(次戦に向けて)メンタル面を直していく。しっかりとした試合をつくるとが課題」

◆杉山俊輔監督
「(今日は)大将戦で追い上げたっていうのは評価できるけど、やっぱり最後の一つを取らないと。残念だったし悔しい。(敗因は)どんな相手であっても落ち着いて、自分たちの組ができるかということ。状況に応じたやるべき戦法というのがあるが、最後までできなかった。(瀧本と石井は)負けちゃだめ。チームの柱というか勝てる選手なので。(次戦に向けて)全日本で勝てるように頑張っていく」

◆佐藤光介主将
「(今日は)後輩に(決勝戦が行われる)センターコートに立たせてあげたかった。得たものもあったけど、今ひとつ勝ちに対する執着心が足りなかった。(準々決勝は)無我夢中だった。自分は(準々決勝までの試合を)全勝したけど、チームが負けたのは主将の自分の責任だと思う。(次戦に向けて)どんな大会だろうと優勝することが大事と師範から言われている。全日本優勝に向けて全部取りたい」

◆瀧本和馬
「(今日は)自分と石井が勝たないといけなかった。責任を感じている。(相手は)名前がある選手ということもあって気が引けてしまった。これから勝ってチームを引っ張っていきたい。今日優勝した国士は練習試合で勝っていたので、自分らも頑張れば取れるって思った。関東・全日本は自信をつけてやれるようにしたい。(次戦に向けて)上級生として、後輩を助けられるように勝てる試合をしたい」

◆浮島侑里
「(今日は)チーム全体で試合に臨めていい試合だった。(デビュー戦は)とても緊張した。このチャンスを生かそうと思った。負けても勝っても思いっきりやろうと思った。(勝てたことは)とてもうれしく気持ち良かった。(先輩たちの試合は)勝ってほしいとだけ思っていた。(収穫は)この試合でとても自信がついたこと。(次戦に向けて)また活躍できるように頑張る」

◆村田 匠
「(今日は)悔しかった。最後の日大戦で大将でまわってきて、勝たなきゃ負ける試合だった。勝たなきゃいけなかったが、焦って余裕がなくなって弱くなったのが敗因。今後は、稽古を一生懸命やって、今日の悔しさを関東(インカレ)の個人にぶつけたい」

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