• アンカーの大役を努めゴールする駅伝主将の井上=伊勢神宮、フィニッシュ地点で(上田将大撮影)

  • 区間賞の走りでチームを勢いづけた飯田=国道23号線沿いで(古屋久恵撮影)

  • 区間賞の走りを見せた(左から)飯田、窪田、油布=伊勢神宮会館付近で(鴫原真美撮影)

伊勢路準優勝、出雲に続き好成績残す

[陸上競技部]第42回全日本大学駅伝対校選手権大会(2010年11月07日 20時24分)

 第42回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月7日、愛知県熱田神宮〜三重県伊勢神宮の8区間106.8kmで行われた。結果は以下の通り(シード獲得校のみ)。

★総合成績★
1位 早 大 5:13:02
2位 駒 大 5:15:22
3位 東洋大 5:16:21
4位 日 大 5:19:18
5位 東海大 5:19:45
6位 明 大 5:19:52

★個人成績★
1区 撹上宏光(経2) 43:14<5>(5)
2区 上野 渉(政2) 38:19<5>(3)
3区 油布郁人(営1) 27:02<1>(2)☆
4区 千葉健太(経2) 41:10<3>(3)
5区 後藤田健介(法2) 35:03<7>(3)
6区 窪田 忍(経1) 36:03<1>(3)☆
7区 飯田明徳(経4) 35:09<1>(2)☆
8区 井上翔太(G3) 59:22<5>(2)
※☆は区間賞、<>は区間順位、()は総合順位

 出雲駅伝に続き1区を任された撹上は、中盤の遅れを立て直し5位でタスキリレー。続く上野が2つ順位を上げると、3区・油布が17年ぶりの区間新記録を叩き出し、並走する早大・八木に競り勝つ。その後3位に後退するが、6区・窪田が大八木監督の檄を受け、ペースアップ。9年間続く駒大6区連続区間賞の記録を塗り替え、チームを勢いづける。流れに乗った7区・飯田も区間賞の力走で東洋大を捕らえ、2位に浮上。アンカー井上はトップとの差を縮めることはできなかったが、順位を守り切りフィニッシュ。シード落ちした昨年のリベンジを果たし、出雲に続き目標の3位以内に入った。

◆大八木弘明監督
「今日は1年生と飯田が特によく走ってくれた。ほかの選手もしっかりやってくれたし、これから修正していけばもっとよくなっていくと思う。2位という順位は、今の若いチームで考えればすごく大きいものだし、選手たちの自信にもなると思う。箱根は距離も伸びるから、今度はスタミナも必要。それをこれからしっかり作っていきたい。選手も育てがいがあるので楽しみ。早大の3冠を阻止できるような努力をして、これからやっていきたい」

◆飯田明徳
「地元で親戚や親、同級生もいるので、いい走りを見せたかった。前半がいい形で来ていい位置だった。5区で遅れてしまったけど(キャプテンとして)そこは上級生でカバーするつもりだった。箱根は早大、東洋に勝ちたい。(早大の3冠は)簡単には取らせたくない。(自分たちは)若いチームで1、2年生は挑戦者なのでいろんな気持ちがある。井上だけじゃなく上級生みんなで引っ張っていき、その挑戦者を4年生がフォローする。これからもどんどん挑む気持ちでやっていきたい」

◆井上翔太
「アンカーは結構緊張した。長い距離でどういう風にも転がってしまうので。多少の不安はあったが、やるしかないという気持ちだった。(監督から)アンカーと指示されたし、自分もやるならアンカーしかないなと思っていた。今日のレース展開は前半の3区間と7区の飯田さんでしっかり流れを引き寄せることができた。自分も攻めの走りをしなくてはと思って走った。(箱根に向けて)まだ一番前を走らせてもらっていない。優勝争いに加われるように、チーム一丸となって頑張っていきたい」

◆油布郁人
「(2位という結果で)できれば優勝したかったが、みんながまとまっていい練習ができていたので、チームとしての目標は達成できた。(区間新記録は)まず、早大がいい位置にいたから抜いて上の順位にいけて、終盤が勝負だと思ったので我慢した。結果はおまけでついてきた。(上級生とのタスキリレーは)上野さんは試合で外さないし、千葉さんは安定感がある。頼りがいのある先輩に挟まれて、安心して走れた。(箱根は)これまでの集大成。いい走りをして上位、優勝争いをしたい」

◆窪田 忍
「前半から突っ込んで走らないよう気をつけたが、若干抑えすぎた。その後はしっかり刻んで行けたし、終盤もペースを落とさず行けた。出来ればトップとの差を縮めたかったが、中盤きつくてあまり差を縮められなかった。同じ1年の油布が区間賞だったので、負けられないと思ったし、自分にとってすごく刺激になった。駅伝は、高校時代はあまり得意ではなかったが、大学に来てから出雲駅伝やロードでもしっかり走れるようになり、自信になった。箱根は距離が伸びるから、しっかり体を作っていきたい」

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