• 指を立て、1位でフィニッシュする油布=国立霞ヶ丘競技場で(佐藤祐也撮影)

  • トップ争いに加われず苦しい表情を見せる岸本(鴫原真美撮影)

  • 表彰台に上がり、笑顔を見せる油布(中央)(鈴木 亮撮影)

油布、1500mで堂々の優勝!

[陸上競技部]第89回関東学生陸上競技対校選手権大会1日目(2010年05月15日 18時17分)

 第89回関東学生陸上競技対校選手権大会1日目が5月15日、国立霞ヶ丘競技場で行われた。駒大からは1500mに岸本、油布が出場。
 午前中に行われた予選を共に難なく勝ち進み、迎えた決勝。油布はスタート直後から先頭に立ち、レースを引っ張る。残り200mで2位に付けていたマイナ(拓大)にトップを譲るが、最終コーナーで抜き返し見事優勝を果たした。一方岸本は、位置取りが悪く最後尾に付けるが、2周目に入り徐々に集団から遅れ始める。ラストまで巻き返せず、インカレポイントを獲得することはできなかった。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。※駒大は2部校

<1500m予選>
【1組】
1着 鈴木優人(青学大) 3:54:84
2着 岸本朋紘(商1) 3:56:15=決勝進出
3着 西本知修(帝京大) 3:56:36

【2組】
1着 油布郁人(営1) 3:54:16=決勝進出
2着 横山 築(拓大) 3:54:50
3着 宮川尚人(亜大) 3:54:83

<1500m決勝>
1位 油布郁人 3:50:88
2位 ジョン・マイナ(拓大) 3:51:72
3位 鈴木優人 3:52:27
12位 岸本朋紘 4:11:26

◆大八木弘明監督
「(今日は)油布がプライドを持って、勝つという気持ちでやってくれた。タイムよりも順位が大事なので、8ポイント取れたのは大きい。(海外遠征での経験は)活かされている。連戦だったので疲労があって動きがどうかなと思ったが、力があるので自分の役目を果たしてくれた。(明日は)染谷は1年なので予選を通ってくれれば。1万mはおもしろいレースになると思う。油布が頑張ってくれたので、上級生も先輩として頑張ってほしい」

◆油布郁人
「今日は最初から主導権を握れたので、楽な展開で走ることができた。優勝は最低条件という気持ちで臨んでいたので、ホッとしている。やっぱり1部で戦いたいので、ポイントを取ってチームに貢献できてよかった。アメリカ遠征では、竹澤さん(※1)など日本のトップの人たちと走れたり生活を共にできて、とてもよい経験になった。5000mでも優勝したい」

◆岸本朋紘
「決勝に残ることは自分の中では当然のこと。だけど、レースが続くときついくて自分はまだまだ弱いことを実感した。今のままでは波のある選手だと思われるので、スタミナをつけて連戦にも備えられるようにしたい。(優勝した油布は)同期でレースを全てまとめてくるので、尊敬というか負けられない。チームメイトにいると目標になるし、追いつきたい」

(※1)竹澤健介選手。エスビー食品陸上競技部所属。

関東インカレ2日目は明日16日、同会場で行われる。

■競技場へのアクセス
・JR総武線(各駅停車) 「千駄ヶ谷」駅下車、徒歩5分
・JR総武線(各駅停車) 「信濃町」駅下車、徒歩8分
・東京メトロ銀座線 「外苑前」駅下車、徒歩15分
・都営地下鉄大江戸線 「国立競技場」駅下車(A2出口)、徒歩1分

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