• 悔しさをにじませた表情でゴールする8区深津=伊勢神宮フィニッシュ地点で(千石陽香撮影)

  • 残り1kmでトップ争いをする2区宇賀地(右)=南福崎交差点で(千石陽香撮影)

  • 区間賞の走りで必死に前を追う6区高林=国道23号線、津駅付近で(矢端希実子撮影)

4連覇果たせず、無念の伊勢路7位

[陸上競技部]第41回全日本大学駅伝対校選手権大会(2009年11月01日 19時56分)

 第41回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月1日、愛知県熱田神宮~三重県伊勢神宮の8区間106.8kmで行われた。
 1・4年生のみで構成されたチームで、4連覇を狙った今大会。順調な滑り出しを見せた1区・上野は、後半失速し9位でタスキを渡す。しかし2区の宇賀地が前を行く選手を次々ととらえ、意地の走りで一気にトップへ。続く千葉も2位との差をさらに20秒広げる。勢いに乗ったかに見えたが、4区星が序盤からペースを乱し13位まで落ち込む。7区まで主将・高林らが奮闘し7位に順位を上げ、最終区へつなぐ。アンカーの深津は序盤に5位まで浮上するが、抜き返され苦しい表情のまま7位でゴール。来年のシード権を逃す結果に終わった。結果は以下のとおり(シード獲得校と駒大のみ)。

★総合成績★
1位 日大 5:21:04
2位 東洋大 5:24:40
3位 明治大 5:24:54
4位 早大 5:25:46
5位 山梨学大 5:26:05
6位 中大 5:26:26
7位 駒大 5:26:36
※上位6位までがシード権を与えられる

★個人成績★
1区 上野 渉(政1) 44:28<9>(9)
2区 宇賀地強(法4) 37:50☆<1>(1)
3区 千葉健太(経1) 28:31<7>(1)
4区 星 創太(営4) 46:50<23>(13)
5区 撹上宏光(経1) 35:14<4>(11)
6区 高林祐介(歴4) 36:09☆<1>(7)
7区 後藤田健介(法1) 36:28<4>(7)
8区 深津卓也(経4) 1:01:08<6>(7)
※☆は区間賞、<>は区間順位、()は総合順位

◆大八木弘明監督
「やっぱりついてないし、コンスタントに味気ない。天候は暑くなかったのに、選手が自分を知らないで走ってしまっている部分がある。1年生はまぁまぁだったけど、やっぱり粘り強いことが大事。(4年生は)本当の強さがないから、結果にいい・悪いがある。だから本当の強さを作ってほしい」

◆高林祐介主将
「次が1年だったので、自分の力で少しでも前が見えるようにしたかったんですが、内容的には良くなかった。少し隙みたいなのがあったのかと思う。(これからは)1年は精神的な面でショックが大きいと思うので、ケアしていければと思う」

◆宇賀地強駅伝主将
「1年が頑張ってくれたのに、4年が不甲斐なくて申し訳ない気持ちでいっぱい。(9位でタスキを受けたが)どんな場所でも前だけ追っていこうと思った。(箱根に向け)結果がこうでも、応援や取材に来て下さる人がいて支えられている。その人たちに笑ってもらえるためにも、しっかり結果を出して、4年として残せるものを残して終わりたい」

◆深津卓也
「(今日のコンディションは)あまり良くなかった。試合内容については見ての通りひどかった。シードを逃したことは本当に悔しい。1年生にいい形で来年につなげられなかった。後輩には来年絶対来てもらいたい。(箱根駅伝に向けて)もう一度気を引き締めなおして頑張るだけ」

発行冊子最新号一覧背景(左)

陸上競技部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)