• チームの中心に立ち、練習に励んだ主将・古橋=佐伯市民球場で(清水優加撮影)

  • OBの指導の下、「ボールゲーム」に取り組む海田=佐伯市民球場で(和田達也撮影)

  • 紅白戦後、5000m走を行う野手=佐伯市営陸上競技場で(川又悠華撮影)

  • フォームの確認をする前原(左)、海田=マリンカルチャーセンター、トレーニングルームで(和田達也撮影)

硬式野球部春季キャンプ~勝利への布石~

[硬式野球部]硬式野球部春季キャンプ(2008年03月08日 02時24分)

硬式野球部の春季キャンプが2月15日から13日間、大分県佐伯市で行われた。野村昭彦コーチの出身地である佐伯でのキャンプは今年で3年目、主力メンバーだけでなく新入生も含めた全員が参加するようになってから2年目である。宿舎は昨年同様、海を間近に臨むマリンカルチャーセンターだ。体育館やトレーニングルームが揃っており、いつでも体を動かすことができる。海と山に囲まれ、自然豊かな佐伯は正に野球漬けに適した環境だ。

 練習は佐伯市民球場(A軍)と弥生球場(B軍)に分かれて行われた。朝6時半、宿舎前に広がる浜辺で行う体操から一日が始まる。朝食を済ませて球場に移動し、9時から練習開始。午前中はノックやシートバッティング、昼食を挟み午後はバッティングや紅白戦を行う。投手陣は走りこみに加え、ボールを使った新トレーニング“ボールゲーム”を取り入れ、徹底的に下半身強化を図る。野手も練習の最後に5000m走を行うなど、ハードな練習をこなした。宿舎へ戻ったあともトレーニングルームを利用し自主練習うなど、選手一人一人の高い意識が感じられた。

 練習内容は日程が進むごとにより実践を想定したものとなった。多くのOBも練習に足を運びキャンプに協力。偉大な先輩から厳しい指導を受けるも、最後までひたむきに練習に励む選手の様子がうかがえた。


キャンプ中のコメント

◆小椋正博監督
「大きな怪我人なくできたのが一番。新入生個人の特徴を把握できたのがよかった。打順は少し見えてきた。あとは全16試合のオープン戦の実戦で試して最終的なメンバーを決める。粗い網から細かい網にふるいをかける。(今年も全員を連れてきて)選手達はよくやってる」

◆古橋慶樹主将(経3)
「(キャンプは)かなり充実している。チームの雰囲気は良くなっている。やることはまだまだあるので、つめていきたい。色んな人に助けられて、協力してもらいながらやっている。(副将の)笹田は去年すごかったし、頼れる。福重と屋宜は福重と屋宜らしく明るく支えてくれる。今できることを精一杯やって東京に帰りたい。年末と2月始めに色んな人が指導に来てくれたんで、色々と取り入れて3日坊主にならないように継続していきたい。優勝したいです」

◆海田智行(経2)
「秋が良くなかったので、今まで以上に必死に練習している。自分より下に2学年あり、追われる立場となった。先発を譲れないというプライドもある。いつもと違う場所で練習することは良い刺激になる。チームに貢献することを一番に考えている。先輩だけでなく、僕らの代も引っ張っていきたい。皆調子がいいので、怪我だけはしないようにしたい」


《編集後記》
 宿舎の近くにコンビニはなく、それぞれの部屋にテレビもありませんでした。そのため会話は自然と野球の話が中心となり、オフも浜辺でキャッチボールをしたり、監督と一緒に魚釣りをしたりと練習以外でもキャンプを満喫できたそう。キャンプ終了後、誰もが口にするのは「充実」の二文字。今回のキャンプでさらにチームの結束を強めた選手たちは東京に戻った今日も勝利へ向かって毎日汗を流しています。

※取材の際、「このカメラいくらするんすか?」「ここまで自腹すか?」となぜかお金のことを気にする選手が続出!自費であることを告げると、前原選手が「一人2千円ずつだしましょうか?」と優しい言葉をかけてくれました。その横で「・・・16万か」と冷静に計算していた海田選手。投打でチームを引っ張る二人はトークでも息がぴったりでした。

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