• 試合終了後、落胆する駒大ナイン。後ろは優勝に盛り上がる東洋大スタンド=神宮球場で(工藤麻奈美撮影)

「完敗」、6年ぶりの優勝ならず

[硬式野球部]東都大学野球秋季リーグ対東洋大2回戦(2007年10月17日 20時12分)

東都大学野球秋季リーグ対東洋大2回戦が、10月17日に神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 020 000 2
東洋大 000 413 10× 9

      打安点
(6)榊 原 421
(8)福 井 320
(9)大 島 411
(3)前 原 400
DH高 山 400
(5)笠 間 410
(7)森 山 300
PH古 橋 100
(4)赤 木 300
(2)山 田 310
2 上 村 000
     計3372

▽ニ塁打=山田

      回  打安責
●石 黒 30/3 1554
 加 茂 1   300
 河 村  2/3 421
 海 田  2/3 732
 笹 田 22/3 920

 優勝をかけ、絶対に負けられない2回戦。4回、先発・石黒基輝(社4)が2本の本塁打を浴び先制されるが、5回に二死から山田将斗(経4)の左前二塁打で出塁すると、連打でつなぎ、大島洋平(政4)の右前適時二塁打などで2得点を挙げる。しかしその裏、3番手の河村光速(営3)が本塁打を許すなど、5投手で9失点。守備でも、榊原浩司(商4)の失策の間に得点されるなど2失策と精彩を欠いた。最終回は3者三振に倒れ試合終了。亜大が勝ち点で駒大に並び勝利で上回ったため、3位まで順位を落とし秋季リーグを終えた。

◆小椋正博監督
「終わりました。石黒をいかせましたがつらかった。敗因は一発でした。河村は昨日ああいう形でしたが来年のために出しました。笹田は放ってくれた。4年生が頑張ってくれたね。ピッチャーはやりくりしました。去年と比べたらよくやってくれた。褒めてやりたい。負けたことが財産。これからに生かしてほしい。完敗です。(首位打者獲得の)大島は良く頑張ってくれた。嬉しい。海田があんな状態で、これから徹底的にやらないと。東洋は強い。(明治神宮では)代表として頑張ってほしい」

◆榊原浩司主将
「今日絶対勝って明日に繋げたかったけどできなくて悔しい。今日1番打たせてもらって、積極的に打っていって大島につなごうと思っていた。山田将斗が打ってくれて、繋げて、点が入って良かった。(野球部4年間は)自分にとって成長できた。これからバラバラになってしまうけど、それぞれの道をしっかり歩いて、野球を続ける人とは対戦したい」

◆大島洋平
「首位打者は複雑。嬉しいけど優勝できなくて悔しい。個人としては良かった。このチームで優勝したかった。寂しい。神宮大会に出たかった。やってる時は長かったけど、あっという間でした。最初から打率が良くて余裕をもって打席に立てた。元々3番でないんですけど基本的には1番で時には長打が打てるように。打撃、足、守備、三拍子揃った選手になりたい。バッティングの波をなくすのが課題です」

◆山田将斗
「やることはやったんですけど、下にいいものを残せなかった。悔いが残る。3年と下のやつにはこの経験をバネに頑張ってほしい。このチームで1試合でも多く長くやりたかった。(今シーズンは)春が残念な結果に終わって優勝の二文字だけを目指してやってきたけど完敗で悔しいです。でもほんと良い仲間に巡りあえて良かったです。一緒に野球が出来て幸せでした」

◆石黒基輝
「チームに貢献できなかったのが悔しい。同級生の支えのおかげでここまでやってこられた。皆に出会えて良かった。最後に優勝したかった。これが自分たちの力だと受け止めて、後輩たちには頑張って欲しい。(今後は)駒大で学んだことを活かし、この悔しさを忘れずにやっていきたい」

◆森山和之(法4)
「頑張りました。最後は出たかった。代打を出されたので。榊原は1番頑張ってた。よく頑張ってくれた。最初はベンチに入れなかった。試合に出られるようになってからは楽しかった」

◆福井亮太郎(経4)
「やることやったから悔いはないです。みんなと優勝争いできてよかった。(下級生には)この悔しさを忘れずに、伝統ある駒大の野球をしていってほしい。(今日は)みんなで諦めないでやろうって気持ちを持ってやっていた。結局は大場打てなきゃ勝てないから打つしかないと思っていた。今後は駒大で学んだことを生かしてやっていきたい。(優勝に沸く東洋ナインをみて)悔しかった」


なお、閉会式は10月24日に13時から神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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