• 優勝を決めた只野,優勝カップを手に得意満面。=日本武道館で(澤田衣里撮影)

  • 試合の流れを完全に引き寄せた佐藤光

  • 2年連続決勝までコマを進めた杉山コーチ

余裕のⅤ!主力抜きでも関係なし

[空手道部]内閣総理大臣杯第50回全国空手道選手権大会(2007年07月09日 01時26分)

内閣総理大臣杯第50回全国空手道選手権大会が7月8日、日本武道館で行われた。形はポイント制で、各ブロック上位4チームずつ計8チームが順位決定戦に進む。組手は2分2ポイント先取制(男子個人は決勝のみ5分3ポイント先取制)のトーナメント方式。また、過去50回全ての大会の総決算として特別表彰が行われた。結果は以下の通り。

【団体戦男子組手】
優勝
☆駒大3-0愛知学院大★
先鋒○佐藤龍治(商2)
次鋒△竹田純哉(法3)
中堅○佐藤光直(法2)
副将○只野 聡(経4)
大将△青木 徹(法4)

【団体戦男子形】
優勝
伊藤龍也(社4)
舛田翔平(英3)
藤田久信(経2)

【個人戦男子組手】
準優勝
杉山俊輔(OB)
ベスト4
栗原一晃(OB)
ベスト8
猪越悠介(OB)

【50回記念表彰】
技術功労賞
大石武士
大会功労賞(大会歴代優勝者38名)
大石武士 ※過去、個人組手で3連覇を成し遂げ、計4回優勝。今回の大会までこの記録を破られることはなかった。
優秀団体賞
大学の部 駒澤大学
女子の部 駒澤大学

団体形の部は、得意の「雲手」で国士舘大を破り、前人未踏の16連覇を成し遂げる。
団体組手の部は、愛知学院大との決勝戦。先鋒の佐藤龍は開始後すぐに上段蹴りを決めるなど活躍して流れを作る。次鋒の竹田は先制点を決めリードするものの結果は引き分け。これを佐藤光、只野が一貫した攻めの姿勢で相手を圧倒し、優勝を決める。大将の青木は引き分けという結果に終わったが、主将の伊藤をはじめとするレギュラー3人を欠いての決勝という印象を感じさせないチームワークで、見事5連覇という偉業を成し遂げた。
 一方個人組手の部は駒大OBが活躍。中でも現駒大空手部コーチでもある杉山俊輔選手(OB)は決勝まで駒を進めるも、顔面に怪我を負った影響でペースをつかめず惜敗。準優勝という結果に終わった。

◆大石武士師範
「(男子団体戦は)怪我で出れなかった選手もいて得点は少なかったが、いつも控えだった選手が頑張ってくれたことが素直に嬉しい。女子(団体戦)も大正大の壁はまだ厚いが頑張っていると感じた。満足できるものだった。(杉山コーチについて)決勝で少し積極的ではなかった。消極的だったのが杉山らしくない作戦だった。でも怪我を受けてもひるまないで次にいくことができるのが杉山の良い所だ」

◆杉山俊輔コーチ
「学生はよかった。女子も負けたが内容が良かった。自分は決勝でぼこぼこでした。まだまだですね。圧力があった。強いなと思った。学生はオフシーズンに基礎を。自分の武器を作ってほしい」

◆只野 聡
「余裕でした。自分が出て優勝できて嬉しかった。自分のパワー50%、愛のパワー50%で勝った。(今後の目標は)チームのために活躍することと、全日本で一回も達成していないチームでの優勝」

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