• 全学連優勝者相手に挑んだ若林=日本武道館で(澤田衣里撮影)

  • 中段蹴りを繰り出す佐藤龍治=日本武道館で(澤田衣里撮影)

  • 全学連2連覇の相手に成すすべなく敗北した佐藤龍治=日本武道館で(澤田衣里撮影)

格上相手に力及ばず惨敗

[空手道部]JKF全日本選手権(2006年12月04日 01時09分)

第34回全日本空手道選手権大会が12月3日、日本武道館で行われた。選手は各都道府県の代表として出場。駒大からは4名が出場した。結果は以下の通り。
【男子組手個人】(左が駒大)
1回戦
伊藤龍也(群馬)●11-14○永吉盛人(沖縄)
2回戦
志村龍己(山梨)●3-7○井渕 智(学生連盟)
3回戦
佐藤龍治(静岡)●0-8○松久 功(実業団)
【女子組手個人】(左が駒大)
1回戦
若林梨沙(長野)●2-10○片山晴香(兵庫)
 男子は伊藤の1回戦、両者共慎重だが重みのある試合展開で接戦を繰り広げる。中盤以降は伊藤がリードし、逃げ切るかと思われたが相手が急速に追い上げ、逆転されてしまった。志村はシードで迎えた2回戦、全日本インカレで近大の大将を務めた井渕と対戦。序盤から双方積極的に技を繰り出す見ごたえある試合だったが、試合時間残り1分から志村に焦りが見え始め、連続で上段突きを許してしまう。佐藤は、3回戦で去年準優勝の選手に圧倒的な実力差をつけられ成す術が無かったものの、唯一ベスト16と健闘した。
 女子の若林は1回戦から全日本学生大会(以下全学連)優勝者とあたり、相手の一方的な展開となる。あと1ポイントで負けというところにきて始めて上段突きを決め、このまま追い上げるかと思われたが、一枚上手の相手のペースは終始崩れなかった。
◆杉山俊輔コーチ
「この大会は特に技術面が問われるため、その中でいかに自分の組手ができるかが鍵となる。学生大会の動きができれば良かった。今年は(5月惨敗から10月リベンジ、11月健闘という)課程が良かった。公式戦に出ていない選手も皆成長したと思う」
◆伊藤龍也(社3)
「調子は良かった。相手に惑わされて自分の組手が出来なかった。守りに入ったのが敗因です。これからはスタミナをつけたい。これからは自分が引っ張っていく立場になる。自覚を持って、松丸先輩(現・主将)のような主将になりたい。来年の最終目標は全日本優勝です」
◆志村龍己(仏2)
「固かった。自分の試合が出来なかった。(相手は全学連2連覇した選手なので)失うものは何もないから気楽に行こうとしたが、それが裏目に出た。(最後は)少しでも多くポイントを取ろうと思ったけど、隙を突かれてしまった。この一年間は全力を出せてそれが結果になった充実した年でした。来年は全日本取りたいです!」
◆佐藤龍治(商1)
「(3回戦の相手は)強かった。胸を借りる気持ちで臨んだ。来年は個人戦も大事だが、それより団体戦の方に力を入れたい。自分の役割は試合ごとに変わるが、臨機応変にできるようにしたい。来年は全日本優勝します!」
◆若林梨沙(商3)
「だめでした。モチベーションは高かったけど相手は全学連優勝者ということもあり、冷静に判断出来ていなかった。そこの切り替えが早く出来たら面白い試合が出来たのに。頭を使ってやらなければならない。次は勝ちます!今年1年間はもう少し伸び伸びと思いっきりやれればよかった。反省はたくさんある。チームとしてまだまとまりきれていないので、次は4年生としてしっかり締める。個人としては、勝ちたいだけじゃだめなので足元の稽古からしっかりやっていきたい」

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