• 攻撃の起点となり、得点につながるパスを出した中川(野澤俊介撮影)

  • スリーポイントシュートを立て続けに決めた大西

ロシアの高さに完敗も、決勝R進出

[ユニバーシアード2005]男子バスケットボール(2005年08月14日 22時00分)

大会4日目の14日、アタトゥルクスポーツホールで行われた男子バスケットボール。日本はロシアに36点の大差で完敗。だが、すでに前の2試合で1~16位決定グループ進出を決めており、次は16日に試合が行われる。
相手は平均身長が4cmも高いロシア。試合前、壁のような高さに圧倒されたのか、選手たちは緊張した面持ちで練習を開始し、そのまま20分間の練習は終わり、緊張の色が抜けないまま試合へ。試合は先にロシアがボールをとりスタート。開始1分半に先制されるが負けじと、すぐに太田敦也(日大)がゴール下に切り込みレイアップシュートを決めた。だがそれ以降、なかなかパスがつながらず攻めあぐねていると、それにつけ込んだロシアが連続16得点をたたき出し一気に点差がひらいてしまう。押されたまま第1Qは9-27で終了。

だが、「オフェンスをしっかり。いいプレーをしよう」と池内監督が声をかけ、始まった第2Q。序盤は点を取ったり、取られたりのシーソーゲーム。中川和之(専大)が攻撃の起点になり、やっと攻撃のかたちができてきた開始4分。板倉令奈(東芝)、大西崇範(日体大)、板倉と立て続けに3Pシュートを決め、流れは日本に来たかと思われた。だが、ロシアのパワープレーに押され、お返しとばかりに連続8得点。今ひとつ流れに乗り切れない。それでも第3Qでもパス、マークミスが目立ち、点差は離れていく一方。第4Qには佐藤が5ファールで退場と悪い空気のまま試合は64-100で終了した。惨敗だった。「最後、10点差になっていればおもしろい展開になっていただろう」と池内監督。しかし、決定戦に出てくるカナダ、イタリアなどのチームは高さがあり、今日のような試合展開になりかねない。これからの対応が急務だ。
(荒川 好和)

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前節でグループリーグ突破を決めた男子サッカー日本代表は、1位突破をかけロシアと対戦した。
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