• 200メートル背泳ぎで銀メダルを獲得した中野(左)と銅メダルを獲得した山口(野澤俊介撮影)

  • 男子競泳200メートルバタフライ・ラスト30メートルでスパートをかける今村

  • 銅メダルを獲得した今村(右)。しかし、その表情はどこか物足り気だった

日本のメダル第一軍は競泳!

[ユニバーシアード2005]競泳(2005年08月12日 22時00分)

大会二日目の12日、アニサオェ・イ・メ・スイミングプールにて競泳6種目が行われ、松下丈志 ( 中京大 ) が男子 200 mバタフライで見事銀メダルを獲得し、日本に今大会、初のメダルをもたらした。他にも、北島を破った男・今村元気 ( 東海大 ) が三位。 200 m背泳ぎでは中野高 ( 法大 ) が銀、山口雅文 ( 中大 ) は銅と揃ってメダルを獲得した。 注目の日本選手団主将・柴田亜衣 ( 鹿屋体育大院 ) は 800 m自由形に出場したが、世界水泳からの連戦の疲れか、最後失速し4位と不甲斐ない結果に終わった。 現在のメダル獲得総数は 銀2個、銅2個となっている ( 2日目終了時点 ) 。
  下馬評通り、男子 200 mバタフライで楽々とファイナルに進んだ松田。だが、決勝にはなんと、世界水泳で負けた KORZENIOWSKI Pawel が。「勝つことだけを考えて泳ぎました」とリベンジを誓い臨んだが、またも同じ相手に負け二位。悔いの残る泳ぎになってしまったが、これがうれしい、うれしい今大会日本チーム第一号のメダルになった。
 そして、世界の北島に勝ち、一躍有名になった今村が 200 m平泳ぎに出場。「勝たなきゃいけなかった」と勝利を宿命付けられたプレッシャーはあまりにも重かった。序盤はトップでレースを引っ張るが、次第に遅れ始め一時は4位に後退してしまう。

残り 30 mから、猛烈な追い込みをかけるが、時すでにおそし。3位に入るのがやっとだった。「正直、悔しい。残り 50 mは自信がありましたけど、それまでに離されてしまいました。この後も頑張りたいです」と、渋い表情で語った。
 メダルが期待された 柴田亜衣は 800 m自由形に出場したが、ラスト 200 mから失速し結果は4位。挽回を図った女子4× 100 m自由形リレー ( 浦部紀衣、山田香、山田沙知子、柴田亜衣 ) も5位とあと一歩メダルに手が届かなかった。「優勝したかったです。 ( コンディションは ) これから日が経つにつれて良くなっていくと思います。気持ちを切り替えて頑張ります」と柴田。得意の 800 mで結果を残せなかった後、完全に次の種目に向け気持ちを切り替え、モチベーションが保てるか心配なところだ。(荒川好和)
■選手コメント
◆今村元気(東海大)選手コメント
「やっぱり体が動かなかったです。いつもなら、ストロークが17くらいのところ、21回くらいかいていました。今日の結果はなんとか勝ちたかったので悔しいです。ラスト 50 mは自信があったので本当に残念です。勝たなきゃいけなかった」

◆柴田亜衣選手コメント
「前半からいったので、後半に疲れがきました。優勝したかったです。 ( 世界水泳からの連戦について ) 時差もないですし、日が経つにつれて ( コンディションは ) 良くなると思います」

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