OB2名がプロ野球の世界へ

[硬式野球部]稲田直人(2003年11月26日 12時13分)

11月19日、本校出身の2選手が
プロ野球ドラフト会議でそれぞれ指名を受けた。
 
 日本ハムから5巡目で指名されたのは、稲田直人(平成14年度卒)。駒大時代は1年春からレギュラーとして活躍。4年秋には、大学日本一にも輝いた。卒業後はNKK(現・JFEスチール西日本)に入社。その年、稲田は社会人野球の日本一を決める都市対抗野球で結果を残す。50メートル6秒1の俊足をいかしトップバッターを務めた。そして3試合全てで安打を放ち、チームのベスト8進出に貢献。新人賞にあたる若獅子賞も受賞した。また新人としては異例の、年間社会人ベストナインにも選ばれ、満足のいく結果を残した1年目となった。〈BR〉 今春、企業統合に伴い、チームも川崎製鉄水島野球部と合併。ポジション争いは益々厳しくなるも、「一番遊撃手」の座を譲らなかった。都市対抗こそ初戦敗退だったが、稲田の野球センスはスカウトの目にとまった。俊足はもちろんだが、安定した守備力も一軍クラス、即戦力としての高い評価だ。現在、日ハムには武田久(平成13年度卒)も在籍しており、同じグランドで試合をする日も近いだろう。
 中日から7巡目で指名されたのは、川岸強(平成14年度卒)。神奈川の名門・桐蔭学園時代は甲子園にも出場。鳴り物入りで駒大に入学した。だが最初の3年間で登板したのはわずかに9試合。長く苦しい時期を経て、最終学年の春を迎えた。この年、チーム7勝のうち、6勝をあげる活躍を見せ、リーグ2位の防御率を残す。秋には念願だったリーグ優勝を決め、最優秀投手に輝いた。学生日本一を決める神宮大会でも全試合先発として登板し、見事日本一になった。
 卒業後は、トヨタ自動車に入社。新人ながら都市対抗初戦のマウンドに立つも、敗退。しかし、トーナメントの多い試合の中で、精神的にも強くなり、また新たにシンカーを習得するなど、成長を見せた。この秋には、W杯の代表メンバーにも選ばれる。川岸は3試合に登板し、銅メダル獲得に貢献。スカウトも、その国際経験を評価している。174センチと投手としては小柄だが、右横手からの直球はMAX145キロを計測。切れ味の良いスライダーも投げる。この巧みな投球で、プロのバッターをどう打ち取るのか・・・。今から楽しみだ。

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