• 関東学生選手権・個人組手の部で3位入賞の表彰を受ける2選手、完全制覇への鍵はこの2人にかかっている。田村暖(左)、高柳雄路(右)=慶大日吉記念館で

  • 「負けず嫌い」が信条の田村。試合でも常にアグレッシブだ=慶大日吉記念館で

  • 3年生にして初出場となった関東学生選手権では、接戦の予選トーナメントを制し3位入賞を果たした=慶大日吉記念館で

空手道部・特集『田村暖 高柳雄路』

[空手道部]完全制覇の鍵を握る男たち(2004年05月01日 00時00分)

5月5日、いよいよ完全制覇への第一歩である東日本大学空手道選手権大会が日本武道館で行われる。今回はその完全制覇の鍵を握る2選手を紹介。自身の空手にかける思いや今の決意を聞いた。
『ダン』から『弾』へ・田村暖
 田村暖。普段はその名の通り穏やかで物静かな男だが試合になると一転、大石武士師範が「ダンは自分からいく方、スピードもある」と評する通り自慢のスピードを活かして自ら攻め込んでいく。まさに田村暖が『弾』へと変貌する瞬間だ。インタビュー中何度も「負けず嫌い」という言葉が出てきた田村。現代の侍がその胸中を語ってくれた。
-空手を始めたきっかけはなんですか?
田村 空手を始めたきっかけは兄弟が、お兄ちゃんがいて。それが町の道場に最初通ってて自然と小さい頃から一緒に通いだしたっていうのがきっかけです。
-空手から学んだことはなんですか?
田村 空手は1体1で相手と戦うんで1対1で向き合ったら、相手に負けたくないっていうのがあるじゃないですか。負けず嫌いっていうか、負けるの嫌なんでそれで大会なんかで優勝したりすればその勝つ喜びだったり、賞をもらえる喜びっていうのが自分の自信になって、そういう部分が自分の自信のプラスになったことです。
-今後の目標を教えてもらえますか?
田村  今後の目標はやっぱ全日本学生を駒澤大学の団体はまだとってないんで、まあそれを自分たちの代でとれればいいと思うので、全日本優勝が目標です。
覚醒した眠れる獅子・高柳雄路
 4月18日に慶應大学日吉記念館で行われた関東学生空手道選手権大会。大学入学後初の試合出場となった高柳はいきなり3位入賞を果たす。準決勝では惜しくも本村寿規(日体大)の後塵を浴びることとなったが、接戦となった予選トーナメントを制した姿はまさに眠れる獅子が目覚めたとしか言いようがない。
-空手を始めたきっかけはなんですか?
高柳  2つ上の兄がいて、その兄が空手を習い始めて、それを見てて僕もやりたいなと思って始めたのがきっかけです。
-空手から学んだことはなんですか?
高柳 武道はやっぱり礼に始まり礼に終わるので、礼儀作法とかそういう基本的なことを学びました。
-空手の魅力は何ですか?
高柳 やっぱり練習して自分が身についた実力が試合などで発揮された達成感とか喜びとかありますね。
-今後の目標を教えてもらえますか?
高柳 今までに試合に出たことがなくて、この間の関東大会が初出場だったので、これからもっといろいろな試合に出て結果を残していきたいです。
◆田村 暖(たむら だん)
政治学科4年
s57.11.7生
O型
169cm.65kg
拓大紅陵高卒
家族構成  父、母、兄、弟
趣味 読書
得意技  『逆突き』
尊敬する人物  大石武士師範
◆高柳 雄路(たかやなぎ ゆうじ)
経営学科3年
s58.6.24生
A型
166cm.63kg
世田谷学園高等学校卒
家族構成  祖母、父、母、兄、姉
尊敬する人物  大石武士師範

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